2012年08月12日

被災者の想い、分かち合うため

 東日本大震災から約1年半。
2012年8月11日、3.11を心に留め、
犠牲者を悼むために岩手県釜石市で「三陸海の盆」が開催されました。

WAVOCからは16人がこの「三陸海の盆」の運営に携わりました。
1泊4日という強行日程ではありましたが、会場設営や交通整備に汗を流しました。

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三陸地方の心の拠り所である郷土芸能の披露と、
精霊流し・キャンドルナイトが行われました。

本郷桜舞太鼓をはじめとした様々な伝統芸能の音が、釜石のまちに響きました。
「忘れません」「天国で見守っていてね」などの
メッセージの書かれた灯籠が、ゆっくりと川を流れていました。
  
 会場の周りには津波に店を流されながらも、
復興に向けて営業を行う仮設店舗が幾つも立ち並びました。

ラーメン屋「こんとき」の暖簾をくぐると、
「失くして気づいた味がある」と書かれたポスターが
目に飛び込んできました。

中心にいらしたのは、お客さんと親しげに会話を交わす店主でした。
店の大漁旗に描かれた寄せ書きを見ると、
地元の方々から愛されているのがわかりました。

支払いを終えた後、「一期一会だからね、お互い頑張っぺ」と
笑顔で話しかけてくださいました。

 参加した政治経済学部3年の小西翔子さんは、
「見ることで始まることもあるから、吸収していきたい」と語りました。

複雑な思いで参加した学生もいました。
商学部1年の蓮沼玲美さんは福島県出身。
震災・原発問題についてこれまで、考えないようにしてきたが、
ボランティアが減っている現状に、
自分自身がなんとかしたいと思い参加を決意したそうです。

「現地の方の話を聞いて、肉体労働じゃなくてもできることがあると感じました。
なによりも、助け合う気持ちが必要だ」と語りました。

 被災地から離れていてもできることはあります。
しかし現地に直接足を運び、関わり、経験して感じたことを、
自分の言葉で伝えていくことも必要だと思いました。

被災地と支援地の“想い”を共有していくために。

(政治学研究科修士1年 須藤 佑理)



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2011年08月14日

私の目線からみた物、考えたこと

名取に行く時に、隣に座っていた桜井さんから、
「今回の活動に参加する留学生が沢山いますね、びっくりしました。」という話がありました。

 確かに、留学生は半分位だったことは、同じ留学生の私にとっても、とても意外でした。震災から、世界中のみんなさんが色んな形で日本を応援しています。ただ、都合の問題もありますし、 実際に被災地に足を運んで、行動する人は数多くありません。日本のこと、そして、日本人のことが本当に好きだというのは、このボランティア活動に参加する原動力だと思います。

 良くテレビなどで目にしますけど、実際に行って、見た感触はかなり違います。すでに五ヶ月経った今は、悲惨な状況は続いています。再建に向かって頑張っていますが、はっきりしためどは立っていせん。

 名取と言う街は、空港から近いですし、新幹線や高速道路などの交通機関も便利ですし、とても良い町だったと思われます。しかし、津波の被害を受けて、多くの方々が家も家財も流され、 生きることだけも本当に勇気が入ります

なぜか分かりませんが、名取に着いてから、いつも嵐の「ふるさと」という曲が頭の中を流れていました。自分が生まれてきたところ、愛しているふるさとがそんな風になったら、どんなに悲しいことなのか。 想像すれば分かります。

 夜になって、三十分休憩が取れたので、灯篭流しの様子をカメラで撮ってきました。今まで、写真が好きで、自然の美しさや建物の壮観さなど、沢山写真を撮ってきましたけど、 こんなに辛いと感じたのは初めてです。ガラスのない窓(津波で崩壊した)の中に、一つの「ハローキティ」のおもちゃがライトの下に掛けられたり、カメラの小さいのぞき窓から見た光景は、 映画を再現するように、頭の中に流れていました。特に、灯篭の上に何が書いているかを気になり、一つ一つ見ながら、写真を撮っていました。亡くなられた方に対するメッセージは一番多かったです。 友人への想いや恋人に対する愛情など、素朴な言葉かもしれませんが、心の底からのものだと思います。
それを見た私、何度も涙が止まらなかったです。

一日というのは、とても短かったですが、またこのような活動に参加したいと思います。
名取の再興を心から祈っています。

(人間科学研究科2年  金 学)



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【生きろ!】


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【みんなを守ってくれる服】


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【I love 名取】

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2011年06月17日

石巻市炊き出しボランティア

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)はリーガロイヤルホテルグループ(本社:大阪市北区)と連携して、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市の湊中学校(石巻市大門町)において炊き出しを行いました。

宮城県石巻市はWAVOCが4月に4回ボランティアを派遣した場所で、その活動を通じて炊き出しを行うNPOとの関係が生まれ、連休中に炊き出しの活動に従事した本学職員の発案で、リーガロイヤルホテル東京ならびに都市センターホテル(ともにリーガロイヤルホテルグループ)の協力を得て、この企画は実現しました。

今回の炊き出しを実施した湊中学校は、津波の被害を大きく受け、現在では授業が行われず、避難所となっている学校です。中学校の武道場を整備し、NPOが「みなと食堂」という炊き出し所を自主運営しており、災害直後には1日500食を、現在でも毎日、昼食を200食ほど提供しています。現地ではお肉が配給されず、たまにはおいしいお肉料理が食べたいという被災者の声を聞き、5月31日の下見を経て、6月17日に実施の運びとなりました。

当日は、早稲田大学からは9名の学生・教職員が、リーガロイヤルホテルグループからは4名の社員が参加しました。三村・山本両ホテル総料理長の指揮の下、参加者全員で通常よりも多めの300食分の食事を作りました。この日のメニューとしては、スペシャル牛丼(半熟卵付き)・大根と水菜のサラダ・味噌汁・さくらんぼを提供しました。

避難所と近隣地域へのデリバリサービスによって用意した300食分の食事をすべて完食してもらえました。皆さんから、「おいしい」という言葉をいただき、炊き出しに関わった者一同、充実感と安ど感を得ました。実現できて良かったです。

この地域の避難所で暮らす方にとって、温かい食事をとれるのは、炊き出しの昼食のみです。朝食と夕食は冷たいお弁当やおにぎり、パンを食べて過ごす日が続いています。そんな状況下で、少しでもおいしいものを提供したい、その思いは大きな輪となり、リーガロイヤルホテルグループのご協力に加え、早稲田大学国際教養学部教職員有志の募金から「さくらんぼ」24kgの提供を、日本自然環境ボランティア協会からは牛肉30kg他の提供を受けるなど、多くの支援者の手によって実現した企画でした。たった1日ではありましたが、被災者の方々へ「おいしい牛丼」を届けられたことは、大学とホテルの連携による被災地支援の一つの新しい形だと思います。

リーガロイヤルホテルでは、今後も早稲田大学との連携を検討してくれておりますし、この避難所で毎日たくさんの食事を作り続けるボランティアスタッフの方々への炊き出し指導や献立を考える際のアドバイス・情報提供を行う計画をもっています。大人数の食事を作るプロの技を被災地で生かすことは、ホテルならではの社会貢献活動の一つであるととらえてくれています。

参加した学生・教職員にとってもはじめての炊き出し体験でしたが、多くのことを学ぶ機会となりました。あらためまして、この企画に賛同してくれたリーガロイヤルホテルグループの皆さんに感謝いたします。少しでもおいしい食事をこれからも被災地に届けられるよう頑張りたいと思います。

(アジア太平洋研究科事務長(WAVOC管理委員) 山口 博之)



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