2013年09月10日

第62回気仙沼みなとまつり


 今年もまた51名の学生と4名の教職員、合計55名で「気仙沼みなとまつり」へ行ってきました。

 8月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり5万人以上の人々で賑わったお祭りを全員で楽しみながら、本部テントの設営、エコステーション係、観光案内所での物品販売補助など、主催者側のお手伝いをさせて頂きました。

 初日は昨年同様、海岸の港町地区ではなく、現在の市の中心である田中前広場にてオープニングセレモニーが開催されました。その後は街頭パレードが行われ14団体、約900名が参加、迫力ある演奏と勇ましいパレードが繰り広げられました。パレード終了後、なんと本学の気仙沼学生チームが作詞・作曲し、振り付けを考えた「ホヤぼーや体操」もステージ披露され、市民の皆さんから大きな拍手を浴びていました。

 その後、「はまらいんや踊り」も同会場で開催されました。51団体、2,600名以上の参加者による3時間におよぶ踊りと生演奏の音楽は迫力満点で、初めは見ていた者もついついその輪の中に引きこまれていきました。そんな魅力あふれる踊りに触れ、私たちは気仙沼の魅力にすっかり取り込まれてしまいます。26名の気仙沼学生チームのメンバーも練習を重ね「はまらいんや踊り」に参加し、お世話になっている市民の皆さんと精一杯踊っている姿が印象的でした。参加者の一人で気仙沼学生チームの代表である嘉戸さんが「地域の伝統的な催しに、地元の人だけでなく我々のような外部の者も大声を上げて汗を流す姿を、市民の方々もうれしそうに眺めていました。自分もそうですが、震災がなければこうして踊りの輪に加わることがなかった方々もいるはずです。この様子は震災を乗り越えて気仙沼が再び立ち上がるまでに必要な縮図だったのかもしれません。『その地域の持つ魅力を、地元の方とそこに携わる方がともに築き作り上げてゆく』、今後の復興に求められるのはこういったものかもしれません」と語ってくれたことが非常に印象的でした。 

 被災した港町地区の復旧工事も徐々に進み、まつりの2日目に開催された総勢800名におよぶ打ちばやしの競演も海辺のステージに戻ってきました。このお祭りは、地元の方々にとってはなくてはならない故郷の行事であり、毎年6月になると人々の胸がわくわくし始めるようです。

 東日本大震災から約2年半が経過し、地域のお祭りも復活するとともに気仙沼の「顔」の内湾地区における被災市街地復興土地区画整理事業も事業認可に向けて動き始めています。しかしながら、一方では地域によっては復興住宅の建設地確保が進まなかったり、仮設住宅を出て引っ越す方々が増えて地域コミュニティの継続が難しくなると共に被災者の方々の格差が目に見えて広がってきたりして、なかなかメディアでは報道されない課題も山積しています。しかし、こうして様々な角度から見た被災地の様子や、自分たちが感じたことを家族や友人に伝え情報発進を行うことも、被災地の方々のためにできることであり、震災の風化防止のための大きな役割だと考えます。ぜひとも、皆様方にも一刻も早い東北の復興を願いつつ、継続に無理なく復興支援に関わり続けていただけたらと願っております(橋谷田)。
 

minato1.jpg

気仙沼プラザホテル前のエコステーションにて


minato2.jpg

田中前大通りでの「はまらいんや踊り」


minato3.jpg

復旧工事の中で、海辺のステージに戻って来た「気仙沼みなとまつり」
posted by wavoc-shien-team at 12:34| Comment(0) | イベントの運営手伝い

2012年12月09日

必要とされる場で、臨機応変に対応することの大切さを学びました

12月7日17時18分、東北地方を震源として強い地震があり、
宮城県に津波警報が発せられた関係で、
当初の岩手県陸前高田市での予定を変更し、
気仙沼紫市場での「冬の打ち上げ花火」のお手伝いをすることとしました。

今回のイベントは「栃木めっけの会」のチャリティプロジェクトとして
実施されるもので、募金で作られた益子焼の格安販売、
大槌町の「ひっつみ汁」ふるまいなど大賑わいでした。

rikutaka5 (1).JPG

SCKガールズ(「産地直送気仙沼アイドル」の略)のライブ、
勇壮な八幡太鼓、ホヤぼーやとのじゃんけんなど、
楽しいイベント盛りだくさんの中、
私たちは会場準備、物品販売、
花火打ち上げの手伝いなどイベント運営のサポートを行いました。

各自の持ち場は時間帯や作業内容、
お客さんの数によって忙しさが異なります。
学生達は手の空いたときは自分から出来ることを探し、
時にはイベント主催の方に「ワセダ、男5人、こっち!」と
呼ばれながら臨機応変に動きました。

rikutaka5 (2).JPG

また作業の合間には地元気仙沼、栃木めっけの会、
大槌町炊き出しの方々とお話しし、自分の目と耳を使って
この震災について知ろうとしていました。

この日は雨が降ったり太陽が顔を出したりで
一日ずっと空模様が落ち着かず、
雲がずいぶん早く流れているなぁと思っていたところ、
なんと強風注意報で花火ができないかもしれないとのことです。
花火準備部隊の男子も気を揉んで空を見ていましたが、こればかりはどうしようもありません。
午後4時、とうとう花火の中止が決定されました。

この日のために花火を準備された栃木めっけの会のみなさんも
地元・気仙沼の方もとても残念だったと思います。
でも気仙沼へのメッセージが書かれた花火玉の贈呈式で
「近いうちにきっと花火を打ち上げます!」という力強い言葉があり、
楽しみはもう少し先にお預けとなりました。

翌日は、階上地区を訪れました。
階上観光協会はこの地区に伝わった塩づくりを復活することで
気仙沼の観光を盛り上げようと、11月23日に「塩づくり体験館」をオープンしたばかりです。

私たちはこの体験館の最初の団体客として感想や意見をお伝えすることで
観光復興のお手伝いができればと、塩づくりの体験をさせていただきました。
塩づくりに先立ち、岩井崎琴平神社の清原正臣宮司が
3月11日のことをお話しくださいました。

津波は、海面をはるかに見下ろす岩井崎の松も、
神社近くの墓地の墓石もなぎ倒して階上の町に流れ込んできたのですが、
琴平神社のわずか先で波は迂回し、神社は津波の被害には合わなかったので、
しばらくの間避難所となったそうです。
学生たちは真剣なまなざしで宮司さんの話に耳を傾けていました。

宮司さんのお話の後は、水汲み組と薪割り組に分かれ塩づくり体験の始まりです。
女子も勇ましく斧を振りおろしていたのが印象的でした。
室内では1人に1つの「塩づくり鍋」が割り当てられ、
体験館であらかじめ煮詰められた海水を塩の結晶にする最後の仕上げをします。
みな初めてのことで楽しそうに鍋をかきまぜ ”My塩”づくりに取り組んでいました。

rikutaka5 (3).JPG

塩づくり体験の後は、気仙沼市の観光課や観光協会の皆さんと
膝を突き合わせての懇談です。学生1人1人に発言する機会をいただき、
「塩づくり全体の工程がわかるパネルの展示」
「大人用と子供用のプランを」「塩だけではなくおにぎりも販売するのはどうか」など、
それぞれの意見を述べました。

気仙沼の皆さんは学生の意見を本当に真剣に聞いてくださり、
その気持ちは学生にもしっかり伝わっていて、
「みんなが応援していることを忘れないでください」と
涙を流しながら話す学生もいました。

今回、出発前の地震やその後の現地の状況により、
多くの変更の中で活動をすることとなりました。
私たちが意気込んで行っても現地の事情によっては思っていた
活動ができないということもわかりました。
そのような中でも私たちの小さな力を必要としてくださる場で、
学生たちはできることを精いっぱい行いました。

WAVOCの復興支援活動が何のため、
誰のためのボランティアかを
改めて考えるいい機会となったように思います。(信)

rikutaka5 (4).JPG

posted by wavoc-shien-team at 22:00| Comment(0) | イベントの運営手伝い

2012年12月01日

第2回早稲田駅伝in国立競技場WASEDAEKIDEN

2011年に続き、早稲田とスポーツをこよなく愛するランナーが集まるランニングイベント
『早稲田駅伝』が開催されました。

今年も引き続き、収益の一部が本学の東日本大震災復興支援ボランティア活動に
寄付されることになり、私たち支援チーム職員も活動のようすをパネル展示にしたり、
気仙沼からランナーをお招きしたり、実際に走ったりと、イベントに微力ながら参戦しました。

午前の部では、早稲田カップ優勝チームのFC大谷(気仙沼)のメンバーと、
その親御さん計53名がご来場、キッズラン、親子ラン、
個人ランなどそれぞれに参加しました。

DSC04432.JPG
【国立競技場では、やはりサッカーもしたい!と一同。】

DSC04551.JPG
【力いっぱい走り抜けていました。】

DSC05139.JPG
【どのランナーも、最後まで応援する子ども達の姿が印象的でした。】

午後の部は駅伝。長期戦です。
WAVOCのプロジェクトからは、CAPチームが出場!
昨年福島県の学習支援で出逢った双葉高校の生徒たち
(現在は進学し、関東の大学1年生)と共に駅伝チームを結成し、
第一区・国立競技場一周の際にはトップを独走しました。

DSC05340.JPG
【福島の美味しい銘菓をPRしています。とても目立っていました!】

支援チームからは駅伝Over35・男子の部で、我らが磯部さんのチームが優勝しました!

磯部さん.jpg
【MTGの帰りにもよく走っていらっしゃる磯部さんです】

合間にはステージで被災した東北の現状を伝えたり、
WAVOCの活動を報告させていただいたりもしました。

今後とも、ボランティアセンターでのイベントだけではなく、
色々なコラボレーションをはかりながら、
すこしでも役立つ活動をすべく努めてまいりたいと思います。 (福)
posted by wavoc-shien-team at 22:00| Comment(0) | イベントの運営手伝い
Powered by さくらのブログ
タグクラウド