2013年10月07日

気仙沼インターンに参加して気付いたこと <文化構想学部4年 C.K>

 2011年3月11日の震災後、わたしは今回のプロジェクトで初めて東北を訪れました。今まで被災地の復興支援に興味がないわけではありませんでしたが、果たして学生である自分が行って本当に役に立てるのだろうかと躊躇していました。しかし、今回大学4年ということもあり学生のうちに東北に行ってみたいと思いこのプロジェクトに応募しました。

 わたしがまず気仙沼に行っては気付いたことは、東北が決して特別なところではなく、私たちの日常と紙一重にあるということです。マスコミ報道を見ていると、「東北」や「被災地」といった言葉で括られてほかの地域と切り離されているように感じてしまいます。もちろん、地震や津波、放射能による被害を風化させるべきではないですが、それらを特別視することで、被災地は自分の生活しているところとは違う世界だと思っている節がどこかにありました。

 しかし、気仙沼に行ってこのイメージは完全に覆されました。なぜなら、気仙沼の街並みを見ていると、どこにでもあるようなごく普通の地方の港町だったからです。津波の被害はたった数メートルの差で流された家とそうでない家に分かれており、非日常と日常はまさに紙一重であることを痛感しました。だから、私は被災地のことを考えるとき、決して他人事・非日常として捉えるのではなく、自分の身に置き換えて考えてみる事が大切だと気仙沼を訪れてまず思い知らされました。

 また、被災地の状況について自分の目で見る事の大切さも地元の人との交流で実感しました。マスコミ報道などではネガティブ面ばかり強調されているように思われますが、今回会った地元の人はつよく明るい方が多かったです。とくに印象的だったのは、インターン先の会社のおかみさんの「震災の苦労ではなく、人とのつながりなど震災で得たものを全国に伝えてゆきたい」という言葉です。震災は確かに多くのものを奪っていきますが、その代わりに与えてくれるものもあるという観点で今回の東日本大震災を考えたことがなかったのでまさに目からうろこでした。

 今回のインターンでは気仙沼の水産加工会社でネットショッピングサイトを新しくするにあたりよその地域の若い人の目線で現行のものの改善案などを提案することが求められました。私たちは色々と議論した末、気仙沼やその会社の人たちの持っている温かさや魅力が伝わるようなホームページにしたらよいのではという提案をしました。おかみさんも言っていたのですが自分たちの良いところを自ら発見するのは意外と難しいと思います。だからこそ、私たちのようなよその若者がその土地の魅力を伝えて、そこにしかない良さを見出せれば少しでも被災地が元気になるための助けになるように思います。

 震災から2年以上経ちこれからどのようなボランティアが求められてくるのか難しい問題だと思いますが、気仙沼はじめ東北がいっそう元気になるためにはその地の魅力を地元の人にもよその人にも伝えて、個性を見出していく取り組みが重要になるのではないかと思いました。

<文化構想学部4年 C.K>



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posted by wavoc-shien-team at 15:58| Comment(0) | イベントの運営手伝い
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