2013年12月03日

【参加学生の声】学習支援とはまらっせん農園第10班

 今回は学習支援活動だけでなく、多くの現地の方たちにお話しを伺う機会が大変多い活動でした。被災した方たちはみな明るく、伺うたびに精一杯のおもてなしをしてくださり、こちらが元気をもらってしまう場面も多々ありました。しかしよくお話しを伺うと、被災したことによる心の傷はいまだ深く、また復興の速度もさまざまな障壁で停滞ぎみというのが現状だと感じました。現在多くの方々が仮設住宅に住んでいますが、仮設住宅は大変狭く、冬の時期となりこたつなどを出すと歩くスペースもなくなってしまいます。狭い部屋の中でお年寄りの方はいろいろなものに躓き転んでしまうというケースもお多くあると語っていただきました。二、三年後に被災者向けの住宅が完成し、入居できる予定ではありますが、工事の進行は土地の回収などの問題でうまくいかないことも多いらしく、現地の方たちの不安は尽きないようです。また、自宅が被災したことにより今まで住んでいた場所を離れ仮設住宅に入り、知人もあまりいない中で新しい生活になじむことが難しく、狭い住居の中に引きこもりがちになり、健康を害するケースも多くあるそうです。その問題を解決するために陸前高田のお医者様たちを中心に仮設での農業活動「はまらっせん農園」をお作りになりました。実際にその活動に参加する多くのお年寄りが、友人ができた喜びや土をいじる楽しさを語ってくださり、この活動の素晴らしさに感じました。また子供たちも多感な時期にプライバシーのほとんどない仮設住宅の中、勉強するスペースも確保できないつらい状況におかれています。しかしそのような状況にも関わらず日曜に学校に勉強をしに来て明るく学ぶ姿を見て、とても感心するとともになんとかしてもっと力になれたらと強く感じました。

 なぜいまだに陸前高田にボランティアにいくのか、よく疑問を持たれることがあります。しかし震災から月日がたち、人々が忘れかけている今だからこそできることがあると今回の活動で確信しました。支援活動はなによりも単発ではなく定期的に続けることがなによりも大切であると考えます。今までは学習支援と農園のお手伝いを中心に活動を行っていましたが、今回SAVE TAKATAの方から、陸前高田にボランティアにくる若者の集いと情報交換の場所を若者たち自身の手でつくるという「若興人の家」のプロジェクトのお話も聞き、これからはそういった活動も視野に入れつつ、より一層の尽力を心掛けたいと思います。(H.U.)


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はまらっせん農園の様子 1

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若興人の家の作業の様子 1
posted by wavoc-shien-team at 17:25| Comment(0) | 学習支援
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