2013年06月11日

新年度第1回気仙沼幼苗採取ツアー開催!!

6月1日(土)、気仙沼市震災復興市民委員会委員の千葉先生にご案内いただき、気仙沼市前浜地域にお邪魔しました!

 現在、前浜では津波により流されたコミュニティーセンターを住民主導で再建するプロジェクトが進行しています。建設委員長の畠山幸治さんからもご案内いただき、その作業現場も見学させていただきました。
 このコミュニティーセンターでは、津波をかぶった地元の杉が利用され、さらに大黒柱には山形県最上町から寄贈されたコブシの大木が使用されています。


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(前浜マリンセンター建設現場)


 センター見学後は、地域に自生しているツバキなどの幼苗を採取しました。これらは今年の9月頃に開催予定の防潮林づくりのために使用されます。
 前浜地域は三陸リアス特有の起伏の激しい地形をしています。そこに暖流の影響で自生していると考えられる東北には珍しい照葉樹が多く自生しています。その一部を関東に持ち帰って育苗し、今後前浜など気仙沼での防潮林づくりをおこなっていくのが、私たちのプログラムの目的です。


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(林道の脇でツバキなどを採取)


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(前浜で育てるツバキのポット苗)


 今回は年内に植樹するため、かなり大きめの苗木を中心に採取しました。そのなかでも大きなものは、ビニールポットに入りきらなかったため、試験的に植樹してみました。きちんと根付いてくれることを願ってやみません。

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(津波をかぶった場所にツバキを植樹)


 ポット苗づくりと植樹が終わると、今回植樹地をご提供くださったお宅のお母様と急きょお茶会が。今回の津波で2階部分まで浸水したことなど、貴重なお話を聞かせていただきました。

 今回採取した苗木のうち、シロダモなど約百本を早稲田キャンパスに持ち帰ってきました。これらは今後、本庄キャンパスに移動させ、附属高の本庄学院高校の参加者の皆さんと育苗していきます。いつか気仙沼で大きな木に育つよう、大事に育てたいと思います!(廣)
posted by wavoc-shien-team at 15:55| Comment(0) | 海の照葉樹林プロジェクト

安波山の植樹祭に参加しました!

 今年で11回目を迎える安波山「お色直しプロジェクト」に、葛C仙沼商会の高橋社長から「ぜひとも学生の皆さんにも来ていただきたい」と声をかけていただきました。WAVOCの復興支援活動チームである「海の照葉樹林とコミュニティづくりプログラム」と「気仙沼チーム(学生チーム)」のメンバー合計8名と共に参加しました。この植樹活動は安波山を四季折々の自然を実感できる森を作り上げようというもので、官民一体で2000年からスタートしました。この日は晴天で気温も高く、全員が汗びっしょりになっての活動となりました。葛C仙沼商会の社員の方々と力を合わせ、行政の方や専門家の方々の指示に従いながら、まったく予想もしていなかったほど?の全身全霊を傾けた植樹活動でした。

  まず、山頂付近から中腹への斜面に向かって県木(北海道のエゾマツ3本、青森県のヒバ3本、岩手県のアカマツ3本)を植えました。足場も悪く、なかなか簡単には進めませんでしたがスコップで大きな穴を掘り、2メートルくらいの苗木を植えて土と肥料をかぶせ、水をたっぷりかけて仕上げる作業を行いました。樹木説明のための案内板を設置しました。

  その後は中腹の急斜面にロープをつかまりながら、支援団体から提供された3〜5メートルのオオヤマザクラを植樹しました。急斜面で不安定の姿勢の中でロープにつかまりながら、大きな苗木、土と肥料、竹を次々と担ぎながら隣の方へ渡していく作業でしたが、なかなかバランスをとることも難しく、皆、斜面で滑りかけながら精一杯、苗木のバトンをつなぎました。苗木も土、肥料も非常に重く、急斜面に足をすべらせないように思い切り踏ん張りながらの作業であり、ときには滑ってころびながらの状況でありましたが、皆で大きな声を出しながら、一体感あふれる植樹活動でした。炎天下のもとで汗を思いっきりかきながら、行政、市民、各ボランティアの方々との楽しい交流のひとときで、参加した学生たちからも「予想以上にハードで大変だったけれども、とてもやりがいがあり、復興へのを願いを込め植樹できた。」という声があがっていました。

  安波山の中腹で解散後、我々9名は葛C仙沼商会の本社となりの駐車場で開催されたカレーパーティーに招待していただきました。各自、先輩方からいただいている日頃のご支援の感謝の言葉と自己紹介を行うとともに、豚汁、サラダ、カレーライスを頂戴しながら社員の方々との楽しい交流を図りました。

  震災という悲しい出来事がありましたが、それをきっかけとして被災地の校友、教職員、学生との新しいつながりが生まれました。教職員として、学生として貢献できることは小さく限られていますが、忍耐強く復興の歩みを続けておられる被災地の方々のために、決して3.11を忘れることなく、これからも地域の方々に受け入れて頂ける継続的な活動を行っていきたいと思います。(橋)


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<急斜面でロープにつかまりながらの作業>


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<終了時の写真撮影>


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<葛C仙沼商会での昼食時の交流>
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陸前高田・気仙沼第1便

 今回のボランティア派遣は、二箇所での1.5日間の活動になったが、それぞれの活動地と活動内容が異なったため、通常の回よりも多くの学びがあったと思う。加えて、被災者としての石木幹人先生から直接お話しを伺い、たくさんの質疑応答ができたことも大きな収穫であったと考える。

 今回は初めての震災ボランティア活動参加者が多く、気仙沼市内で第18共徳丸と道の駅高田松原を見学したことで、当地の被災状況を直接感じ取る機会を最初に持てたたことは有意義であったと思う。

 戸羽陸前高田市長の挨拶の中で、「被災地の現状を伝えてほしい」という言葉に学生は大きな影響を受けたことと思う。

 陸前高田市内の現場はトラックが頻繁に通りぬける場所であったため、現場の責任者と相談して作業場所を通行止めにしてもらって作業を実施した。作業内容である側溝の泥出しについて、事前に意義が説明されたことにより、学生たちは一生懸命に肉体労働に従事してくれたように思う。当初、人骨が出る可能性があるとの説明であったため、見つかった場合の学生のショックを心配していたが、結果的には指定物(人骨、写真、身分証明書、金品等)が出土しなかったので杞憂に終わった。

 道具を使って作業を行う場合、作業開始前にセーフティトレーニングを行うべきであった。特にツルハシを使用する場合、周囲に人間がいないことを確認し、かつ大きくふりかぶらないことを指示すべきであった。学生のアンケートを読むと、実際に刃先が当たりそうになったことが書かれており、次回以降、徹底しないと怪我人を生む危険性がある。シャベルもカーブ面を上にして地面に置かないと、誤って踏んだ際に怪我をするリスクがあることを説明すべきであった。

 朝日のあたる家において石木先生のセミナーを開催し、学生たちは被災した方からのお話しを通じて、震災の状況をより深く学ぶことができたと思う。たくさんの質問が出て、それに対する回答の中からは学生たちは早稲田大学の総合力や、人との出会いの大切さ、コミュニケーションの大事さを学んだようである。

 南町紫市場で夕食をとったことにより、少しではあるが被災地にお金を落とすことができた。行きのバスの中で、「気仙沼人情商店」のビデオを視聴したこともあり、学生たちには復興の過程をリアルに感じ取れたことと思う。

 旧大籠小学校では沼倉市議会議員(校友)が激励に訪れてくれ、これまでの経緯を話してくださり、被災地を風化させないように学生たちに頑張ってほしいことが語られ、学生の学びがさらに深まったことと思う。

 ふりかえりは、学生リーダー(久保実可子)のリードで3班に分かれて行われた。学生のコメントを聞いていてたった1日でも多くのことを学んだ様子が伺えた。

 気仙沼では日門海岸の清掃を行った。この海岸は地元の子供たちの遊び場になっていたところであるが、震災後、瓦礫等が埋まってしまい、ビーチとして使える状態になかった。ここを少しずつボランティアの手で片付けを行っている場所である。早稲田グループは、片付けを行う者、分別を行う者、ふるいで砂中のごみを取り除く者に分かれて作業を実施した。2時間半の活動で、大きなゴミはほぼ除去することができたが、細かい作業はまだ必要であり、さらに日数を要する現場である。

 帰りの車中でも参加学生は和気藹々としており、よき仲間との出合いがあったことと思われる。車中でも振り返りを行い、参加学生一人一人のコメントから大きな学びがあったことが伺われた。


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<写真1:陸前高田市における側溝の泥だし>

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<写真2:石木幹人先生によるセミナー>

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<写真3:気仙沼市日門海岸における清掃>
posted by wavoc-shien-team at 15:23| Comment(0) | 早稲田大学
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