2013年06月11日

陸前高田・気仙沼第1便

 今回のボランティア派遣は、二箇所での1.5日間の活動になったが、それぞれの活動地と活動内容が異なったため、通常の回よりも多くの学びがあったと思う。加えて、被災者としての石木幹人先生から直接お話しを伺い、たくさんの質疑応答ができたことも大きな収穫であったと考える。

 今回は初めての震災ボランティア活動参加者が多く、気仙沼市内で第18共徳丸と道の駅高田松原を見学したことで、当地の被災状況を直接感じ取る機会を最初に持てたたことは有意義であったと思う。

 戸羽陸前高田市長の挨拶の中で、「被災地の現状を伝えてほしい」という言葉に学生は大きな影響を受けたことと思う。

 陸前高田市内の現場はトラックが頻繁に通りぬける場所であったため、現場の責任者と相談して作業場所を通行止めにしてもらって作業を実施した。作業内容である側溝の泥出しについて、事前に意義が説明されたことにより、学生たちは一生懸命に肉体労働に従事してくれたように思う。当初、人骨が出る可能性があるとの説明であったため、見つかった場合の学生のショックを心配していたが、結果的には指定物(人骨、写真、身分証明書、金品等)が出土しなかったので杞憂に終わった。

 道具を使って作業を行う場合、作業開始前にセーフティトレーニングを行うべきであった。特にツルハシを使用する場合、周囲に人間がいないことを確認し、かつ大きくふりかぶらないことを指示すべきであった。学生のアンケートを読むと、実際に刃先が当たりそうになったことが書かれており、次回以降、徹底しないと怪我人を生む危険性がある。シャベルもカーブ面を上にして地面に置かないと、誤って踏んだ際に怪我をするリスクがあることを説明すべきであった。

 朝日のあたる家において石木先生のセミナーを開催し、学生たちは被災した方からのお話しを通じて、震災の状況をより深く学ぶことができたと思う。たくさんの質問が出て、それに対する回答の中からは学生たちは早稲田大学の総合力や、人との出会いの大切さ、コミュニケーションの大事さを学んだようである。

 南町紫市場で夕食をとったことにより、少しではあるが被災地にお金を落とすことができた。行きのバスの中で、「気仙沼人情商店」のビデオを視聴したこともあり、学生たちには復興の過程をリアルに感じ取れたことと思う。

 旧大籠小学校では沼倉市議会議員(校友)が激励に訪れてくれ、これまでの経緯を話してくださり、被災地を風化させないように学生たちに頑張ってほしいことが語られ、学生の学びがさらに深まったことと思う。

 ふりかえりは、学生リーダー(久保実可子)のリードで3班に分かれて行われた。学生のコメントを聞いていてたった1日でも多くのことを学んだ様子が伺えた。

 気仙沼では日門海岸の清掃を行った。この海岸は地元の子供たちの遊び場になっていたところであるが、震災後、瓦礫等が埋まってしまい、ビーチとして使える状態になかった。ここを少しずつボランティアの手で片付けを行っている場所である。早稲田グループは、片付けを行う者、分別を行う者、ふるいで砂中のごみを取り除く者に分かれて作業を実施した。2時間半の活動で、大きなゴミはほぼ除去することができたが、細かい作業はまだ必要であり、さらに日数を要する現場である。

 帰りの車中でも参加学生は和気藹々としており、よき仲間との出合いがあったことと思われる。車中でも振り返りを行い、参加学生一人一人のコメントから大きな学びがあったことが伺われた。


陸前高田・気仙沼第1便1.jpg
<写真1:陸前高田市における側溝の泥だし>

陸前高田・気仙沼第1便2.jpg
<写真2:石木幹人先生によるセミナー>

陸前高田・気仙沼第1便3.jpg
<写真3:気仙沼市日門海岸における清掃>
posted by wavoc-shien-team at 15:23| Comment(0) | 早稲田大学
Powered by さくらのブログ
タグクラウド