2013年01月13日

2013年も早稲田大学は被災地へ向かいます!(気仙沼第3便)

東日本大震災から1年と10ヶ月を迎えた、1月11日深夜、
学生12名・職員4名を乗せた復興支援ボランティアバスが、
2013年第1便として、宮城県気仙沼市に向けて出発しました。

やはり東北の冬の寒さは厳しく、バスの中から見えた道沿いの温度計は、
氷点下10℃を記録しておりました。

今も尚、仮設住宅にお住まいの方々を思うと、自然を少し恨んでしまい、
自然の脅威を感じずにはいられませんでした。

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活動1日目(1月12日)は、活動場所を気仙沼復興協会(KRA)さんに
ご調整いただき、津波で床上浸水の被害を受けた民家から荷物を
運び出すお手伝いをさせていただきました。

ご自宅の取り壊し前に、すべての荷物を運び出し、
お庭でトン袋に入れながら分別を行い、
トン袋を業者が回収に来る場所まで運ぶという役割を担うことになりました。

家主の方々とも、一緒に荷物の運びだしを行いましたが、
ご本人は言葉を多く語られることはなく、黙々と噛みしめるように作業をされておりました。
被災されたご本人を目の前にして、生活感漂うご自宅に、
泥塗れの長靴で足を踏み入れ、思い出の品々を次々とトン袋に捨てるという作業は、
非常に辛く、胸がしめつけられる思いになりました。

そのような中、トン袋いっぱいに入った思い出が詰まった
重たい荷物を学生と個人ボランティアの方々とが、
協力をして何往復も運んでくれました。

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<写真:学生が活動している様子>

更に、ご自宅からは大谷海岸を見渡すことができ、
太陽の光をキラキラと反射した海は見惚れるほど美しく、
1年と10ヶ月前、その海から大津波が押し寄せて、
町や人々を飲み込んでいったのだと思うと、
こぼれ落ちそうになる涙を堪えるのに必死でした。

今回は、ケガもなく無事に現地での活動を終え、
気仙沼復興協会さんから「気仙沼復興ボランティア認定証」をいただきました。
認定証には、気仙沼のアイドル ホヤぼーやとともに「感謝 気仙沼さ はまらいんや」
というメッセージが書かれていました。「はまらいんや」とは、
気仙沼の方言で、「一緒に頑張ろう」という意味が込められています。
2013年も継続して、現地に足を運ぼうと決意することができました。

 
夕方は、「すがとよ酒店」菅原文子さんよりお話をいただきました。
ご本人も津波でご家族を亡くされております。津波が押し寄せる前、
そして津波が押し寄せた後の悲惨な街並みを写し出したお写真を見せていただきました。
菅原さんの辛い過去を抱えながらも、伝えること、
人々との交流を通して、お店の復活そして気仙沼の復興のために奮闘されている姿は、
学生たちの心にも響いたのではないかと思います。

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活動2日目(1月13日)は、階上地区の吹き潮で有名な岩井崎にて、
階上琴平神社の宮司さんからのお話しをいただき、
その後、気仙沼市の観光による復興を目指した
「塩づくり体験館」にて、塩づくりを行いました。

これまで、本学からは2度塩づくり体験をさせていただいているのですが、
前回までに市の観光課や観光協会の方々と学生とが、
体験館での塩づくりについて意見交換させていただいた内容を、丁寧に受け入れてくださり、
早速、今回までに意見を反映してくださいました。
例えば、なぜ、気仙沼で塩づくりなのかという疑問を持ったお客さんのために、
分かりやすく「塩づくりの歴史」を説明したコーナーを設置してくださったり、
美味しいお塩をより美味しくいただくことができる工夫として、
学生から提案があった、ゆで玉子の試食を採用してくださいました。

 P1040031.JPG
<写真:塩づくり>

学生それぞれの個性溢れた塩づくりが行われ、粒の細かい塩であったり、
最後の一粒まで海水から塩を取り出す学生がいたりと、
大変楽しい時間を過ごすことができました。

その後、遊びに来るお客さんの顔お一人お一人を
浮かべながらの真剣な意見交換が行われました。
十人十色の意見に真剣に耳を傾けてくださいました。
海外出身の学生もボランティアに参加してくれていたため、
海外への情報発信についても触れられたり、
女性目線の気仙沼の塩を使ったお菓子やお塩グッズの提案、
体験館の看板の提案などが出されました。特に塩アイスの提案に、
女性陣は盛り上がっていました。

気仙沼の新鮮で美味しい海の幸や、東北のお米と、
気仙沼のお塩のコラボレーションが見られる日も近いのかもしれません。
日本各地そして世界中から、それらを求めて、
たくさんの観光客が訪れることを願っています。

最後に、今回お世話になった、気仙沼復興協会さん、
一緒に活動をさせていただいたボランティアの皆さん、
すがとよ酒店の菅原さん、階上琴平神社の清原宮司、
気仙沼観光協会の皆様、気仙沼市観光課の皆様、
そして継続的にWAVOCの活動を支えて下さっている
一関市議の沼倉さんに心から御礼申し上げます。

本格的に始まった就職活動、そして大詰めを迎えた
卒業論文執筆や研究の合間をぬって、
参加してくれた学生にも拍手を送りたいと思います。 (田)



posted by wavoc-shien-team at 00:00| Comment(0) | 泥かき・がれき拾い
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