2012年10月18日

10月17日(水)東日本大震災復興支援ボランティアプロジェクト シンポジウム開催しました!(2/2)

10月17日(水)東日本大震災復興支援ボランティアプロジェクト
シンポジウム開催しました!(1/2)はコチラ



第二部では、「もっと語ろう、気仙沼のこれからと、ボランティア」と題し、
講堂とアトリウムに分かれ、それぞれトークセッションが行われました。

菅原文子氏とのトークセッション

「のれんを守るという決意をしたときのことを教えて下さい」という社会科学部3年生の質問に関して「私の生きる道とはなんだろうと考えましたが、私は、今までやってきたことをやるしかないじゃないかと思いました。あの人も、あの人も亡くなって、お酒を買う人もいなくなった。お父さんがいないとお店ができない。という話も息子達としたけれど、13坪の仮設店舗で電気の無い中、お父さんの守ったお酒を商いの種にはじめました。」とお話いただきました。

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熊谷俊輔氏とのトークセッション

熊谷さんへは、観光のあり方について次々と質問が寄せられましたが、中でも印象的だったのは「『被災地』に関心をもつ観光のあり方を、地元は考えていらっしゃるか?」という質問でした。熊谷さんは「防災の観点から『被災地』として学んでほしい思いもありますが、もともとある『港町・気仙沼』の魅力も知ってほしいです」と語りました。

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 来場者からは、「日本にずいぶんいなかったので、今回初めて東北の方のお話を伺う機会を得た」「自分自身、気仙沼出身なのですが、熊谷さんと同じように、良さを再認識です」「「伝えたい」という想いと、1年半が経過しても思うように進まない復興に対する複雑な想いとが伝わってきました。現地の方々は言葉や、その背中で「生きること」の本質を私たちに教えてくれます。支援を続けるということも大切ですが、これから先、私たちの世代が社会を担っていきます。そのときにこうした活動に関わった人たちがひとりでも多くいれば、何か決断をしなければならないとき、選択をしなければならないときに流されたり、間違うことはないのではないかと思います。」とメッセージをいただきました。

「“負げねえぞ気仙沼”ラベルの復興祈願酒はすぐ売れなくなる、と言われたりもしたが、ずっとでしょ。という言葉をいただいた。本当に気仙沼の復興は、まだまだこれからです。」「話題にしていただけるだけでありがたい。外からだからこそいえる冷静な意見なども、求めている。」とお話しいただきました。

今でも、手をのばせばすぐそこに津波の日があるといいます。
突然、人やまちが一瞬にして無くなったことは、流されたまちへ行くと全部思い出すそうです。
時間と共に悲しみに寄り添い、涙しながらも、新たなつながりも大切に、生きて行かなければならない。とお話しされました。関東の私たちも、つらいことばかりを思い出すのではなく、前に向かって進むことを、共にしっかり考えてゆこうとしめくくられました。

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10月17日(水)東日本大震災復興支援ボランティアプロジェクト シンポジウム開催しました!(1/2)

 WAVOCでは、東日本大震災発生からこれまで約3,000名のボランティアを被災地へ派遣しています。
地域と学生のつながりを活かしたプログラムや、復興計画を支援するプログラムなどさまざまな取り組みを行っていますが、関東でできること、学生にできることは何か、考え発信するイベントも行います。

 震災から約1年7ヶ月、いま一度現地の方とともにふりかえり、被災地の今を知る事が大切だと考え、早稲田文化芸術週間の一環として、小野講堂で「東日本大震災復興支援ボランティアプロジェクトシンポジウム「またまた震災の話ですが」」を開催しました。

 本シンポジウムは2部構成、第一部は講演、第二部はグループにわかれセッションを行いました。
学生はじめ、教職員や他大学の学生、一般の方等多くの方にご参加いただき、現地の方や学生の声を聴き、それぞれが震災にどう向き合ってきたのか、積極的な意見が交わされました。

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 WAVOCが気仙沼を訪れる際に、語り部としてお世話になっている菅原さんは、90余年の歴史をもつ 「すがとよ酒店」を切り盛りする女将さんです。
このたびの震災で店舗と自宅は全壊し、ご両親とご主人を亡くされました。

震災の翌朝ヘリコプターを見上げたときのこと、1年3ヶ月もの間行方不明中のご主人を待ち続けていたこと、恋文大賞を受賞したこと、ご主人のご遺体が全遺体で見つかったこと、結婚生活の思い出があったからこそ、今、のれんと息子を守ると働いていることなど、この1年7ヶ月のことをふりかえり、語ってくださいました。

「辛いことを生き抜いた日々は、今の自分を支えている。」「負げねえぞ気仙沼」、という言葉とともに、来場者に力強いメッセージを伝えてくださいました。

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 気仙沼チーム(学生チーム)が現地の活動でご指導いただいている熊谷さんは、気仙沼市出身の観光コンベンション協会職員です。

気仙沼市の震災後と現況を説明いただき、つづく若山君(人間科学部2年)との対話では、被災した気仙沼市の現状にどう向き合いながら、どう新しく観光産業を興していくのか。ボランティアや、観光客への率直な想いを語ってくださいました。

色んな人の想いを受けとめて仕事をする中では難しい課題も多いが、改めて気仙沼のよさに気づいたという“素敵な副作用”もあった。何もないところに、何度も来てくれて喜んでくれる学生のことは、嬉しかった。というお話に、若山君は「行ってみないとわからないことが多かったが、本当に気仙沼が好きになりました。これは行ってからわかったことです。」と涙ぐんでいました。

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10月17日(水)東日本大(つづき)→震災復興支援ボランティアプロジェクト
シンポジウム開催しました!(2/2)はコチラ


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