2012年09月01日

気仙沼ボランティアを終えて(SCS)

 今回の気仙沼での音楽ボランティアに参加して1番に思ったことは、
「メディアを通して知ることと、実際に現地に行って感じることは全く違う。」ということでした。

東日本大震災発生から1年と半年経った今では、
だんだんと3.11は過去の出来事と変わり、
今では新たな地震がいつどこで起きるか、
ということに関心がいってしまっているように思えます。

しかし、被災地の方にとってこの災害は過去のことではなく、
現在でも苦しみながら向き合っていることなのだということを痛感しました。

仮説住宅には小さな子どもからお年寄りまでが
狭い空間に住んでいました。

東京で、テレビで見ていたときには、
仮設住宅とは家がなくなってしまった人にとって
最善の策ではあるというイメージでしたが、
実際に訪れ、狭い空間に生活している方にお会いすると、
なんとも胸が苦しい気持ちになりました。

被災以前から全く違った生活を強いられ、
プライバシーなども守れないと感じたからです。

一刻も早く、少しでももとの生活に戻れればよいな、
自分もそのために何か動かなければ、と強く思いました。

そんな状況にも関わらず、私達を笑顔で歓迎してくださる住人の方々、
歌を聞いて涙してくださるお年寄りの方、
屈託のない無邪気な笑顔を向ける子ども達。

そんな人たちの心の温かさと前を向く強さに感動しました。

街を見ても被災の被害のつめあとの大きさを
1年半経った今でも感じる場面がいくつもありました。

一見復興したように見える道路をよくよく見てみると、
多くのガラスの破片が散らばっていました。

まだ水が溜まってしまっている部分やがれきなど、
津波の面影が数多く残っていました。

道路にまだ乗り上げたままの船やその裏の土台だけ残った家を見て、
本来ならここで生活していた人がいたのだ、という現実を見ました。

復興は確実に進んではいるけれど、
まだまだ足りない部位だらけなのだ、と感じました。

しかしこのような状況の中で、
明日に踏み出している人が数多くいることに対して、非常に感動しました。

仮設商店街へ行ったのですが、津波により店が流されてしまったが、
復興のため店を出そうという意志ある人が集まり、
現在約50店舗ほどで運営していました。

商店街の方からの「またおいで」の言葉がとても嬉しかったです。

今回、アカペラによる音楽ボランティアということで、
気仙沼のいくつかの場所で歌わせてもらい、
東京から少しでも元気を届けられたら、と思い活動しました。

実際に歌で元気を届けられたか、
役に立つことができたかは分からないけれど、
自分が被災地に足を運び、
自分の目で被災地を見ることができたことは
意味のあることだったのではないか。

今東京にいる自分が出来ることは、
少しでも被災地の現状を伝え、
風化しないようにすることだと思います。

また、これ以外でも、
これからも積極的にボランティアに
参加していきたいと考えています。

(Street Corner Symphony 高地 美希)

posted by wavoc-shien-team at 22:00| Comment(0) | サークル・体育各部
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