2012年08月26日

歌がつないだ出会い

 早稲田大学混声合唱団39名のメンバーと、
岩手県立高田高校の合唱コンクールや第二高松園で歌を歌いました。

 高校では、いきものがかりの「YELL」を歌ったのですが、
その後工藤校長先生から先生方が涙を流されていたとお伺いし、
胸がしめつけられる思いでした。
第二高松園では、皆さんの楽しそうな笑顔が忘れられません。

そして、「ありがとう」「また東北にいらしてください」と
お言葉をかけていただき、私達の歌で
少しでも楽しんでいただけてよかったと思いました。

 音楽ボランティアの合間には、
津波の被害をうけた当時の高田高校校舎へ見学に行きました。

震災後、私は初めて東北を訪れたのですが、
テレビなどメディアを通して知ることとは訳が違う、
肌に当たる生温かい風、落ちているランドセル、
色あせてしまった写真など、言葉をのみ込んでしまう風景がそこにありました。



 しかし同時に、かつてここに通っていた生徒のみなさんが、
移転先の学校でも笑顔で歌っていた姿を思い出し、
本当につらくてもみんなで前を向いて、ここから進んでいるのだなと感じました。

 旧高校校舎の静かすぎる光景はもの悲しかったけれども、
だからこそ数時間前に見た高校生たちの元気な「おはようございます!」という挨拶や、
歌っている時の笑顔をより鮮明に思い出され、勇気をもらいました。


東北ではたくさんの出会いがありましたが、
ひとつ心に強く残る出来事がありました。
気仙沼の南町紫市場へ行った時のことです。

 地元の方々やボランティアの方々との交流がありましたが、
「あさひ鮨」というお店でご同席したお客さんと、
お店の方にはご厚意で名物のフカヒレ寿司をいただきました。
(これがとっても美味しかったのです!)

 また、色々とお話をしているうちに、早稲田大学に由縁のあるということで、
その場にいた1年生5人で校歌を歌いました。

すると手を叩いて喜んでいただき、
「ありがとう」と握手までしてくださいました。

被災地の現状を目の前につらくなる場面もありましたが、
みなさんの温かい笑顔や言葉が、そこには確かにありました。

 短い時間でしたが、歌を歌うという形でボランティアに参加したことで、
歌えることの幸せや歌の持つ人を動かす力、
そして実際に行ってしか感じることのできない東北の現在の状況を改めて知りました。

 たくさんの気持ちが心をめぐった一日でしたが、
実際に現地へ行って見て聞いて感じ、

またそれを伝えてゆくことが大切なのだと強く感じました。

今回の活動を通して出会ったみなさんに、心から感謝します。
法学部1年 高坂 永
posted by wavoc-shien-team at 00:00| Comment(0) | サークル・体育各部
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